高校生活を共にしたGFX50Rの話。

2023年6月13日
高校生活を共にしたGFX50Rの話。

こんにちは、ななしき/もりてーとくです。今日はもりてーとくの方がいいかもしれません。
皆さんは高校生の時どんなカメラを使っていましたか?同年代の人はiPhoneだったりα6400だったりすることが多いですね。

ですがタイトルを見ればわかる通り、私の高校生活を代表するカメラといえばGFX50Rなワケです。

流石にGFX50Rだけを使ってた訳ではありませんがそれは後述します。皆さんGFXの話聞きたいと思うので。

とりあえず高校生の時にGFX50Rで撮った写真を見てください。
DSCF0102.JPGDSC_2732.JPG95858.JPEG43721.JPEG43718.JPEG43681.JPEG
DSCF7948.JPGDSCF7990.JPGDSCF8651.JPGDSCF9447.JPGDSCF8255.JPGDSCF7755.JPGDSCF0286.JPGDSCF0270.JPGDSCF0130.JPG

大体高校一年生の後半〜高校三年生2月くらいの写真です。
いやーーーーーーー懐かしい!!書きながら諸事情で涙ぐみました。
高一高二の写真はまだマシな方を選びましたが、実際はもっと下手な写真ばっかです。

下手とか上手いとかは置いといて、私がGFXの撮影体験を楽しめたのは確実なことです。
本当に楽しかった。巻き上がるようなシャッター音、重厚なボディ、ハマるレンズをつけた時の圧倒的な描写、
フィルムシュミレーションがあるからその場で写真見せて友達と盛り上がる。
全てGFX50Rがくれた素敵な青春の記憶に焼きついた感覚です。
ありがとうGFX、ありがとうFUJIFILM(お声がけ待ってます!!!!)


もうスペックだとかそういうのはどうでもいいんです。
私はこのカメラが好きだ。という話をしたいんです。

30612.JPEGGFX50Rを北村写真機店で購入して、今は無き併設スタバで開封した時の写真。
この時興奮しすぎてお茶を鞄に落としたことを鮮明に覚えています。

さて、まず気になるのはレンズだと思います。
GFX50R自体はずっと使ってますが、レンズに関しては
表現したいもの、意識の変化、面白さ によって変わっています。

高校一年生〜二年生後半
super takumar 55mm f1.8(ケラれないんですこれ)
mitakon 85mm f1.2⇦f1.2!?!?!しかもケラれない!?!?(手放した理由は後述)

これらのレンズで撮った写真↓43676.JPEG
63255.JPEG
63890.JPEG

85mm F1.2、ヤベーーーーーー〜!!!!!!!ってなる訳です。
高校1年生の僕はキラキラ高校生フォトグラファー(笑)だったので、写真はボケればボケるほどカッコいいと思ってました。
なので更に併用で、Nikonの55mm F1.2も買いました。本当に救いようの無い高校生フォトグラファーだなと思いました。

その時期の写真がこちら
83572.JPEG57307.JPEG57168 2.JPEG
はい、わざわざGFXを使ってまでこういう ザ・エモい高校生(笑)みたいな写真を撮ってたんです。本当に。
まぁいい思い出なので許します。中学の時にボカロのコメント欄に長文の考察を載せてたことに比べればマシな方です。

高一〜高二の時は友達と遊んだり部活で撮影に出かけたり、文化祭で映像と写真を撮ってたりしました。
正直この頃の撮影体験の満足度は、現在と非にならないほど高かったとつくづく感じてます。


そんなわけで高校三年生編です。
この時期から所謂進路に向かってヌルヌル動き出すようになります。
そして高校三年生になってやっと、やっと審美眼磨きたい!となり、
東京都写真美術館や神保町などに出向き、画集や写真集、展示を見るようになりました。
そして一つのことに気付いたんです。

「好きな写真家の人みんな中判使ってる....」


Fotoneさん含めて好きな写真家の人は中判をメインで使ってるな、、、という発見から、
私は中判オールドレンズをGFX50Rにつけるようになります。

高三の夏から現在に至るまで、
Pentax67 90mm F2.8
・Mamiya sekor c 80mm f1.9
・Mamiya sekor c 80mm f4 macro
pentax67 105mm f2.4
をメインで使うようになりました。今もこの構成です。

高三の時の写真
DSCF0327.JPGDSCF8372.JPGDSCF9954.JPGDSCF9699.JPGDSCF9894.JPGDSCF0108.JPG

なんというか、自分で言うのもアレですけど、
上滑りしてた高二までの写真と違って、重厚感があって知性的な写真が撮れてるような印象です。
もちろんレンズだけ変えた訳でもなく、色編集の試行錯誤とか、写真集を見て目を肥やすとか、
そういうことを一気にやったから変化したってのもあります。
それらの要求に対して全く限界を感じることなく、表現力のかぎりを尽くせるGFXの画には本当に感動しました。
そして、いかに今までGFXを上手く使えてなかったか痛感しました、、、


IMG_3908.jpg

15歳からGFXを持ってるとやっぱり目立つみたいで、
このカメラがきっかけで覚えてもらったり、会話できた人も居て、
そういった面でもこのカメラにはとても愛着があります。

大学入試の面接の時にも、入室してすぐに
教授「あー!!君がGFXの子ね!!」と言われたり、
Twitterの方からもGFXの青二才、みたいな覚え方をしてもらえてとても嬉しいです。

DSCF4160.JPG

そんな訳で、僕とGFXの簡単な経歴でした。

ベタ褒めしてますが、マジで不便であることには変わりないので、
何かオールマイティなカメラ(X-H2とか)を持った上で買った方がいいんじゃないかなあとも思ってます。
いっぱいシャッターチャンスを逃すカメラでもあるので、
変にこれだけ!ってこだわって手を出すとそもそも撮れない!とか、撮れないものが出てきます。それは本末転倒ですよね。
実際僕は高校の頃、α7iiiやFX3、X-E4、X-H2などを併用してたので、仕事とか動物はそっちで撮ってました。


それでも、GFX50Rのおかげで私の高校生活はより濃くて美しいものになったと感じているし、
このカメラで写真をやっていたから、辿り着けた表現も多くあると思います。
そして、この大好きなカメラとこれからも生活していけたらなと考えています。

今日はそんな素敵な機材の話でした。以上ですー