【Lightroomプリセット限定配布】湿気った中判フィルム感?Lightroom版ななしきプリセット「三文芝居」

2024年7月22日
【Lightroomプリセット限定配布】湿気った中判フィルム感?Lightroom版ななしきプリセット「三文芝居」

Lightroom版ななしきプリセット「三文芝居」について

はじめに

コニチワ、ななしきです。 今回は、先日BASEで販売開始したプリントを購入してくれた方に配布するLightroomプリセット、「三文芝居」についてです。同封されているCapture Oneのカタログプリセット「後付」のLightroom版です。Lightroomでななしきカラーのプリセットが欲しい! とのありがたい声を聞く機会が増えてきたので、重い腰を上げて完成させました。Lightroomプリセットはスマホでも使えるらしいので、Capture Oneで「後付」をお使いの方も、出先用に是非DLしてみて欲しいです。

中判フィルム風プリセット?Capture oneでも使える?

「三文芝居」は、C1版の数値と同じ数値と、Lightroomの特性に合わせたトーンカーブなどで、Capture One用のプリセットカタログ「後付」を再現しました。
高校3年生頃からFOTONEさんの影響で中判フィルムを使った作家さんの色調が好きで、この色調や質感は中判フィルムの影響を受けています。ですが改造による改造を重ね、最終的には中判フィルムライクとは違う位置に落ち着くことになりました。なので、中判フィルム風プリセットとしては"正解"ではないと考えています。
ですが、影響を数値に反映している側面は確実にあるので、中判フィルムっぽい質感が好きな人は気に入ってくれるはずです。
C1版の「後付」についてはこちらをご覧ください。「後付」は写真の光に合わせてレイヤーの不透明度を調整してチューニングする形でしたが、Lightroom版「三文芝居」では、いろんな撮影シチュエーションごとに調整した6つのプリセットがセットになっています。

Lr用プリセット「三文芝居」で現像した作例の紹介

まずはLightroom版プリセット「三文芝居」で現像した作例 をご覧ください。
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Capture oneのカタログ・スタイルとはどこが違う?

C1版との間では超えられない壁 みたいなものが多少なりともありますが、条件が揃えば割と遜色ない質感 になります。こちらが比較画像です。

上がC1、下がLightroomです。
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Lightroom版の注意点と調整方法

C1版に比べて調整の幅が狭いので、光のストライクゾーンも必然的に狭くなります。 ゆえに、いい光で撮れている写真でないと、なかなか思った通りの質感にすることができない です。ドンピシャに光がハマれば、C1版と遜色ないくらいの画が出てきます。 いっぱい光を見て写真を撮りましょう。また、マスクとして入っている"嘘の光"がC1版に比べてわざとらしい時があります。簡単にオフにできるので、お試しください。
「後付」「wonder of tsubaki」と同じく、「三文芝居」をご自身の写真にペーストすると、最初は破綻したような色味や微妙な質感で表示される場合があります。どのプリセットでも起こりうることですが、「三文芝居」はこの調整をすることで、一つのプリセットの自由度を高めています。

C1版ではローキー多め でしたが、Lightroom版はハイキーにかなり強いです。ハイキーに調整した写真はLightroomの方が好きです。元気な現像に向いています。

C1版と同じく、プロファイルと露出、ホワイトバランスを最初に調整してください。推奨プロファイルはAdobeニュートラルです。 この工程に時間をかければかけるほど、最終的なクオリティが上がります。 Lightroom版では、他にも調整を推奨しているパラメータがいくつかあります。まず一つは**「粒子」** です。基本的にサイズ小さめ適応量多め粗めで入れてますが、色の濃い前ボケなどがあると、ノイズが目立つことがあります。 そういうときは適応量を下げてください。逆に、抜けの強い写真に使う場合は粒子の適応量やサイズを強めてもいい かもしれません。僕はC1で現像する時、かなり粒子を載せるのでそれに近づきます。もう一つは緑色の彩度と明度 です。基本的にどちらも低めに設定 していますが、たまにボケの緑が浮くときがあります。その時は数値をゼロに戻してください。 C1版と同じく、「どの写真にも1発でハマるプリセット」というよりかは、自分で色々調整を施して、マイプリセットを作っていくための「叩き台」として使ってもらうことを想定しています。 単色系プリセットと混合系プリセットの中間だと考えていただければ、一番イメージしやすいと思います。簡単にサッと付けて完成するプリセットをお求めの場合、takuさんが販売しているPONなんかがおすすめです。

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超簡単な使い方!

  • 写真の光と近いプリセットを探して当ててみる
  • プロファイルをAdobeニュートラルにする(富士の方はクラシッククロームでも)
  • ホワイトバランスを整える(大事!)
  • 露出、粒子、コントラストを整える
  • 完成!

  • 再三言いますが、ある程度統一感を出すために適合する光のストライクゾーンが狭いです。合わない時はじっくり改造したり、他のプリセットと混ぜたりして使ってみてください。 最後にスマホのVSCOやDazzに入れて粒子乗せたりするとかなり良いです。Lightroomのプリセットはスマホにも取り込めるので、出先で簡単にこれくらいの現像ができるというのは、C1版にはない魅力だなと思います。


Lightroom版ななしきプリセット「三文芝居」入手方法

ななしきのBASEからプリント作品を購入していただけた方にのみ、Capture One版・Lightroom版含めた、全てのプリセットのダウンロードサイトのQRコードと、「後付」を使用するチュートリアル動画を閲覧できるQRコードの記された紙を同封 という形を取らせていただきます。Canonのプラチナグレード写真用紙を使用した四切サイズの写真パネルです。軽いのでひっつき虫や画鋲なんかでも壁に固定できます。売上は全て今後の制作活動の資金に当て、より良い作品やコンテンツを作り、応援してくださった方に還元する つもりですので、プリセットきっかけでも購入していただけたら嬉しいです。商品は随時更新予定です。今後はシャツや小物なども販売するつもりです。

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※プリセットはあくまでプリントのおまけという形となりますので、著しいファイルの不具合以外での返金は受付兼ねます。何か不具合等あれば、TwitterのDMなどに連絡していただければ、対応いたします。

※Lightroom版のみ、noteにて単体販売を予定しています。