クオリティも時間も大事ならコレ最強かも。「PON」というプリセットについて
2024年8月27日コニチワ、ななしきです。先月から続きプリセットの話ばかりして申し訳ないのですが、実は一つプリセットの提供をいただいていて、それがかなりよかったのでここで紹介します。
「PON」日常使いに最適なプリセットの概要
それが「PON」というLightroom用のプリセットになります。僕のブログやTwitterを見ていただいている方はご存知の通り、僕は生粋のLightroom嫌いです。高二の頃に写真を始めてから、ずっとCapture Oneを使用していたので、プリセット制作や、カラーネガをデュープ(デジタルで撮影)してポジ(正像)へ変換することがない限り、基本的に触ることはありません。
しかし先日配布を開始した「三文芝居」をいろいろ試していく中で、「Lightroom、強くね?」ということに気づいてしまい、今日この記事でLightroomのプリセットを紹介するに至りました。
「PON」の魅力は"早さ"と"破綻の無さ"だと感じた。
話が逸れたので、結論をまず置いておきます。この「PON」というプリセットの素晴らしいところは、「早さ」と「破綻の無さ」です。まずは作例をご覧ください。PONの作例を撮るために北海道へ行ったと言っても過言ではありません。
ティールアンドオレンジに汎用性をカスタムメイドしたような仕上がり
どうでしょうか?Lightroom用プリセット「PON」はティールアンドオレンジをベースに、汎用性を重視した4つのプリセットが格納されています。僕が使っていて気に入ったのは「PON_F-」です。F-はティールアンドオレンジの強調は控えめに、それでいて柔らかな光の雰囲気を出すチューニングがされています。
フィルムのFではなく、フェードのFです。お間違いのないように。
ティールアンドオレンジってこんな使いやすいの?
ティールアンドオレンジといえば、僕が写真に興味を持ち出した2020年ごろの流行りだったことが思い出されます。その時のイメージとしては、シネマティックな東京の夕暮れ、地下鉄やアーキテクトのハイライトをオレンジに転ばせ、シャドーに緑ががった青色をのせるようなイメージがあり、正直場所や被写体を選ぶなとは思っていました。
しかし「PON」ではその使いにくさは全くと言っていいほどなく、わざとらしくないさりげないティールアンドオレンジの風味がとても心地よく感じました。食物で言うなら、メインの味にティールアンドオレンジはなく、後味にだけティールアンドオレンジ風味が効いているような、そんなさりげなさがあります。ここについては製作者のTakuさんがnoteでも言及しているので、ぜひ一読ください。
PON_
PON_A-
使いやすさと仕上がり
現像が本当にすぐ終わってすごい。現像、本当にめんどくさいですよね。一個一個色を調整していくと、結局最後の方は雑になってきて出来が微妙になったり、全然まともにプリセットが当たらなかったり。僕が前に配布したプリセットはそのまま当てて使えるものではなく、それなりに調整の時間をかける必要があるものだったので、それほど時短にはなりませんでした。
しかし「PON」はそういった調整もほぼ不要で、文字通りポンとプリセットを当ててしまえば、それで完成してしまうことがほとんどです。凄すぎる、一体どうなってると言うのだ。
日常写真に最適なプリセット
みなさんも作品ならシビアにセレクトをすると思いますが、日常的に撮るライフログ的な写真はそこまで厳しくセレクトしたくないですよね。光は良くないけど、残っていてほしい写真なんて山ほどあるわけで。「PON」の素晴らしいところはここにあると思っていて、ある程度のクオリティを担保しつつ、とにかく早く現像が終わる。これは素敵な写真がたくさん残るというメリットは、本当に写真のイデアのようなものを捉えているなと思いました。
Lightroomの特性上、スマホでも同じプリセットが使えるという点も大きいですね。この一点だけで「Lightroom、強くね?」と思いました。あと破綻が本当にないです。あんまり過剰な色の変化がないことも影響していると思いますが、一度も色飽和などもなかったです。設計が緻密...!
↓上から、RAW/PON_A/PON_F-
まとめ
ということで今回はTakuさんからLightroom用のプリセット「PON」の提供をいただき、紹介しました。日常的にLightroomを使われている方は、一度導入を検討してみるのを強くお勧めします!個人的にはスマホでもプリセット使えるのが本当に「PON」の特徴に合っていて、素晴らしいなと思いました。
「PON」の購入・情報はこちらのnoteからどうぞ!
製作者様ならではの裏話や、使いこなし方、たくさんの作例があり、本当に見るだけでも勉強になるところばかりなので、必読です!
製作者のTakuさんのSNSはこちらになります。この記事より遥かに「PON」を使いこなした作例がたくさんあるので、ぜひご覧ください。以上です。
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