【タムロンSP AF28-75 F/2.8】一万円以下で買える中古のF2.8通しのズームレンズが良すぎるという作例付きレビュー
2023年11月22日コニチワ、ななしきです。
どうして僕はこんなにも暇な大学生なのにブログやYouTubeの一つも更新しないのだろう、
と怠惰から目を背けて見つかりもしない理由を探す日々を送ってますが、書きます。
今回紹介するのは
Tamron A09/中古一万円以下で購入できる
激安の大三元ズームレンズ。
(すみません、大三元レンズ=F2.8通しズームレンズという意味で言ってます)
まずは作例からどうぞ
今回の作例は友達に千葉の小湊へ始発で連れて行かれた時の写真です。
前述しましたが、
このタムロンA09は、28mmから75mmをカバーしながらもF2.8からF値が変わらないという、
普通だったら購入に最低十万円は必要になるようなスペックを持っているのに、激安レンズです。
タムロン28-75と聞くと、Sony用の(おそらく)一番売れてるあのレンズを想像される方が
多いと思いますが、このA09はそのレンズの前身みたいなものです。
つまり、ミラーレスカメラ用ではなく、
ニコンFマウントやキャノンEFマウントなどの一眼レフ用のマウントに使えるレンズです。
おそらくキャノンRFマウントやSONY Eマウントなら、
シグマのMC-11や純正マウントアダプターを噛ませて使えるようになると思います。
自己責任ですが。
(ななしきはfringerのアダプタを噛ませてEF用を富士フィルムXマウントで使おうとしましたが無理でした。多分fringerのアダプタとは相性悪いです)
外観はぶっちゃけ好みではないです。
どうにもこの金ピカリングにどデカく書かれた"TAMRON"がダサいと思う。
ただもう発売から2023年時点でもう15年経ってるので、そんなこと言っても仕方ないです。
多分安いレンズを調べてる学生さんの中には、同い年かそれ以下の人もいることでしょう。
肝心の描写ですが、手放しで100%完璧!
と言ったら嘘になりますが、全然使える程度です。
基本的にこのサイト、というかななしきはあまりレンズのシャープさや解像度を
気にかけないタイプなのですが、流石にこのレンズは気になりました...
作例などを見ていただければわかると思いますが、
開放で使うとピント部すらちょっと甘いんですよね。
僕の使い方が悪い可能性もありますが、少なくとも状態の良いオールドレンズの単焦点よりも
望遠端の描写は甘いです。四隅も若干流れて暗くなってます。
ただこのレンズ、たった一万円でF2.8通しを使えるのでそんなことを気にするのはナンセンスです。完璧な描写が欲しいなら大人しく十万円以上払って純正を買うか、単焦点を買いましょう。
やはりこのレンズの良い点と言えばF2.8通しで28mmから75mmまで使えることでしょう。
描写が甘いとはいえ普通に使えますし、75mmを開放で使うと普通にボケ量も多くて、
この一本だけで結構旅行中のスナップは撮り切れると感じました。
普段単焦点ばっかり使ってるので、久々に28mmを使ったのですが、
歪みは気になるものの、新鮮味もあって全然使えるしF2.8のズームレンズって本当に便利だな
と再確認できました。
28mmを使った作例達
しかもこのレンズ、ズームでF2.8なのにめちゃくちゃ軽くて小さいんですよ。
基本的に同年代のF2.8通しのズームレンズでも、ここまで軽いのは珍しいと思います。
せっかくミラーレスで本体が軽くなってるのに、レンズだけめちゃくちゃデカいとかいう
意味のわからない状態が続いている今だからこそ、一眼レフ(5Dmark3)と合わせたこのレンズの
コンパクトさというか収まりの良さは感動できました。しかも軽い...
単焦点を普段使っている方は、ズームレンズの重さにうんざりした方が一定数いらっしゃると思いますが、この軽さと小ささなら、予備として鞄に一つ忍ばせておくだけでも十分役に立つと思います。
今回は中古一万円以下で買える
タムロンのコスパ最強レンズを紹介しました。
これからカメラ始めるから安くてそこそこ良いズームレンズ欲しい!って人にも、
今望遠や単焦点をメインで使ってるけど、予備感覚で標準ズームレンズが欲しいって人にも
おすすめできるレンズです。今回はキャノンEF用を使いましたが、
実際ななしきも高校一年生の時にはこのA09とニコンD3を使って写真を撮ってました。
低画素であればあるほど前述した描写の甘さは気にならなくなると思うので、オールドデジタル一眼レフを初めてみたい人にもピッタリだと思います。
以上、ななしきでした。